増改築と診療再編をしながらロンドン郊外で多様な地域住民を支え続ける

Central Middlesex Hospital

No.1739

2025年09月27日更新

所在地 海外
事例の種類

1903年ウィルズデン救貧院診療所を母体に増築や管理統合を経て、現在は旧病院ACaDと新病院BECaDからなる。今は古い建物はほぼ取り壊され、楕円形の広場を囲むように柔らかなアールを描く概観、3階建ての低層建築で構成されており、ロンドン郊外の住宅地に馴染み訪れる人々を招き入れるようなオープンな姿となっている。施設内はアート展示、多様な民族の住む地域特性に対応した多言語サインが用いられている。また、ベッド間隔や病室の床面積が広く、多数の中庭が自然光を取り入れた広々とした診療エリアを作り出しており、スタッフにも患者にもやさしい診療空間を提供する。UKでは一般的なGP(かかりつけ医)とは別にいつでも診療を受けられる救急ケアセンター(urgent care center)での診療提供や、地理特性に応じた診療体制への改革計画など、社会情勢の変化やNHSトラスト(イギリスの国民保健サービス)の再編に対応しながら医療環境の改善と地域再生に貢献している。

詳細レポートPDF
(全1件)

注意・お願い

!本ページ内の情報は,現状とは異なる可能性があります。

!レポート記事や本ページ掲載内容について,事例への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

医療福祉系の事例を多く掲載しています。各事例先から,当サイトページのみでの掲載許可を得ています。そのため,このサイトの情報・写真などのコンテンツを無断で複写・複製・転載することを固く禁じます。

詳細はこのサイトについてをご覧ください。