ホテルであった敷地を市が買収し、市民の寄付によって完成した「ポートランドのリビングルーム」

City of Portland Pioneer Courthouse Square ポートランド市 パイオニア・コートハウス・スクウェア

No.2150

2024年10月29日更新

所在地 海外
事例の種類
0.交通・公園・商業・その他
公園・緑地

ポートランド市のダウンタウン中心部に立地する市立公園である。公園の名称は、東側にあるパイオニア裁判所にちなんで名付けられ、市民からポートランドのリビングルーム(Portland’s “Living Room)という愛称で親しまれている。この公園は、1890年にポートランドホテルとして始まり、1950年に2階建ての駐車場になった後、市がポートランドの中心街を再生させる計画の一部として1975年に土地を買収し、1984年に現在の市立公園として開設する。公園のデザインはコンペティションによって募集され、開放型のデザインが採用されたが、公園建設の途中に資金問題が表面化し、当時の市長と一部の企業保有者が浮浪者の溜まり場になることを危惧して建設が止まってしまう。これに対して市民団体が結成され、名前を刻んだ5万個の煉瓦を売ることで寄付を募り、資金の調達に成功する。市民によって開放的な公園が完成し、毎年300を超えるイベントが実施され、市民に愛され来訪者で賑わう公園となっている。

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