ポートランド市の中心部のいくつかの道路を広場として歩行者や近隣店舗のために開放する取り組みである。道路上に一時的な可動式のベンチやテーブルなどの装置を設置し、歩行者のための空間であることがわかりやすくなるように路面にカラフルなデザインを施している。COVID-19に対応して道路を公共スペースに再利用する「Healthy Businesses Permit Program」がもととなり、ポートランド交通局（PBOT）とビジネス地区、地元企業、非営利団体、コミュニティ組織が提携して取り組みが続けられている。パブリック・ストリート・プラザ（Public Street Plaza）の一つであるアンケニー・アレー（Ankeny Alley）は、ポートランドで人気のドーナツ店ブードゥードーナツ（Voodoo Doughnut）など地元企業と提携して店舗の飲食スペースとして利用され、イベント時にはフェスティバルの会場として賑わいを創出している。