湖畔に溶け合うアートと建築、自然と文化が静かに響き合う

市原湖畔美術館

No.1723

2025年05月02日更新

所在地 千葉県
事例の種類
4.教育・文化
美術館

千葉県市原市の高滝湖畔に位置するこの美術館は、1995年に建てられた「市原市水と彫刻の丘」を2013年にリノベーションした施設である。設計はカワグチテイ建築計画(川口有子+鄭仁愉)が手掛け、既存のコンクリート構造体をスケルトン化し、亜鉛めっき鉄板の「アートウォール」を挿入して展示室やラウンジを再構成した。回遊性の高い動線は、湖や里山の自然と連続する空間体験を生み、屋外の彫刻や湖面の風景と建築が一体となる。外壁の「Watermark」は、湖のさざ波を模した詩歌の孔で地域性を表現する。現代アートと地域文化を繋ぎ、都市からのアクセスの良さと自然環境を活かした建築は、日本建築学会作品選集新人賞2015を受賞した。

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