螺旋状の空間を上るごとにアントワープの過去から現代、未来を知ることができる博物館

Stad Antwerpen Modern aan de stroom アントワープ市 水路の博物館(MAS)

No.2039

2023年11月29日更新

ベルギー・アントワープ市中心部の旧港湾地区における再開発によって2010年に開設された博物館である。世界の様々な国や地域と関係を築いてきたアントワープを現代の人々に伝えるべく、世界から見たアントワープとアントワープから見た世界をテーマとして資料等の収集、展示、企画を行っている。旧港湾の水路沿いに設置された建物は、Neutelings Riedijk Architectenが設計を行い、水面のようなガラスファサードのルート(遊歩道)が広場から屋上まで螺旋状に設けられている。低層階ではアントワープの歴史を伝え、上階に上がるほど現代に近づいていき、高層階ではルートから現在のアントワープの景色を見ることができる。頂上に行き着くと、レストランやパーティルームがあり、訪れた人々がアントワープの未来を語り合うように意図されている。

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