小児病院を起源とする病院が統合を機に既存病棟を拡張し、正面玄関から中庭を通る新たな主軸を形成

Diakonissen-Stiftungs-Krankenhaus Speyer シュパイヤー・ディーコネス財団病院

No.2026

2023年11月20日更新

ドイツプファルツ州の都市シュパイヤーに立地し、1907年に小児病院として始まった病院である。現在の建物は1961年に建てられ、小児病院に加えて高齢者向けの機能の追加や拡張、改修が行われてきた。2004年には前身のディーコネス病院がシュピタルガッセの病院と統合し、現在のディーコネス財団病院となる。統合によって病院の増築が実施され、2008年から2015年まで2期に分けて工事が行われる。増築部分は新しい主軸となる通路が設けられ、正面玄関や中庭を通り、建物内部に入り込んでいく構成になっている。また、小児病棟の更新を行い、世界中の動物が描かれたインテリアが設置されるなど、子どもたちが病棟内で冒険に出て楽しんでもらえるようにデザインされている。

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