外壁躯体の外側に壁体を設けるダブルスキンが沖縄のグスクのような外観を有し、博物館に美術館を組み合わせた複合施設
沖縄県立博物館・美術館
No.1911
2023年11月13日更新
沖縄県立博物館が40年以上かけて収集した資料によって収蔵庫が飽和してしまったことから建て替えが計画され、2007(平成19)年に開館している。博物館の建て替えに際し、県立初の美術館を一緒に組み込むことで沖縄の自然、歴史、文化、芸術を同時に楽しめる複合施設となる。建物は地域特有の強い日射から収集した資料を守るため、熱負荷を低減して安定した屋内環境を確保するため、鉄筋コンクリートの外壁躯体の外側に琉球石灰岩を使用した壁体を設けるダブルスキン構成としている。緩やかなカーブで連続する壁面や琉球石灰岩の素材感は、沖縄のグスクをイメージしてデザインされている。エントランスホールは木陰のオアシスをモチーフとしており、美術館展示室は自然光ベースの照明計画の採用するなど、沖縄歴史や風土、自然との共生が施設全体で感じられるよう配慮されている。
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