居住スペースである立方体が45度傾いて太い柱で持ち上げられ群を成すことで「都市の屋根」を形成する
Gemeente Rotterdam Kubuswoningen ロッテルダム市 キューブハウス
No.1060
2023年11月13日更新
ロッテルダムの歴史的な港であるアウデハーヴェン(Oude Haven)に建築家ピート・ブロム(Piet Blom)が設計を手掛けた住宅地である。アウデハーヴェンは1940年の爆撃によってほとんどの建物が破壊され、都市再生と住宅供給が市議会の最優先事項であった。再生に際して生命力のある建築が求められ、ヘルモントに建設されていたキューブハウスが注目され、その設計を行ったピート・ブロムに開発計画が依頼される。ピート・ブロムが設計したキューブハウスは、居住スペースである立方体を45度に傾け、太い柱で持ち上げた特徴的な形状をした住宅である。この住宅を38戸連続して並べ、まるで木々が立ち並ぶ森のように構成することで、居住スペースを「都市の屋根」として、その下に開放された公共スペースを形成している。公共スペースには歩道橋や通路が設けられており、市場や港、新しい住棟に接続され、住宅地が周囲に拡張していくことが意図されている。
ハッシュタグが似ている
事例があります
注意・お願い
!本ページ内の情報は,現状とは異なる可能性があります。
!レポート記事や本ページ掲載内容について,事例への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
医療福祉系の事例を多く掲載しています。各事例先から,当サイトページのみでの掲載許可を得ています。そのため,このサイトの情報・写真などのコンテンツを無断で複写・複製・転載することを固く禁じます。
詳細はこのサイトについてをご覧ください。
最近の投稿
-
神奈川県 旧本庁舎の正面を復元し、防災と環境の性能を高めた都市型の高層庁舎でまちのシビックコアを形成 川崎市 川崎市役所本庁舎No.2142
- #アート・文化
- #にぎわいづくり
- #まちなか活性化
- #ランドマーク
- #地方創生
- #情報発信
- #眺望・採光
-
山梨県 河口湖周辺の地産食材を活用したマルシェ、レストラン、ワイナリー、ヴィラが複合する商業施設 株式会社 大伴リゾート 旅の駅 kawaguchiko baseNo.2032
- #デザイナーズ
- #にぎわいづくり
- #地形を活かす
- #草木や花を育てる
- #観光
-
大阪府 大阪駅北・操車場跡の再開発によって「みどり」と「イノベーション」が融合する都市公園を創出 大阪市 うめきた公園No.2021
- #UR都市機構
- #アート・文化
- #エリアマネジメント
- #デザイナーズ
- #にぎわいづくり
- #まちなか活性化
- #情報発信
- #歩けるまちづくり
- #草木や花を育てる
- #観光
- #防災・減災
-
海外 清朝時代、日本統治時代の建築物を保全し、郷土・文化を伝える歴史地区として再生 台北市 剥皮寮歴史街区No.1340
- #アート・文化
- #リノベーション
- #地域資源の活用・連携
- #情報発信
- #観光