「価値ある労働」を介して社会をつなぐ仕組みとしての多世代の家
MGH アヴォテック・ズュートシュタット(ニュルンベルク) AWOthek in der Südstadt
No.1993
2024年07月24日更新
ニュルンベルク駅の南に立地する労働者福祉地区協会Arbeiterwohlfahrt Kreisverbandの集会所(Südstadtは「南町」の意味)。AWOは労働者福祉団体Arbeiterwohlfahrtの略称。〜thekは「〜の場所」のニュアンスで,AWOが実践活動を行う場所,の意味で名づけられている。的私的建造物である新聞社所有のビルに,AWO関係のいくつかの団体やクリニックなどがテナントとして入っている。提供するサービス内容は,会議センター,移民支援(「統合」の語で表現される),教育,文化,趣味や生きがいなど幅広い分野に及ぶ。ここでは,「価値ある労働」としてのボランティア活動を重視し,これを通して近隣住民や多様な属性の人々の繋がりや社会参加を促進する。移民がドイツ社会になじみ,定着するためには就労が必要であるが,MGHのような公共性を持つ場所でのボランティア活動は就労に役立つコネクションや,労働経験(履歴)の蓄積につながる。
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- 28_ドイツMGH08_村川真紀・加藤悠介・小篠隆生_ニュルンベルクの多世代の家-圧縮済み
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