大屋根となる馬蹄型アーチが集合住宅で構成され、アーチの下に生鮮食品市場が営まれるオランダで最初の屋根付き市場

Rotterdam Markthal ロッテルダム市 マルクトハル

No.0921

2023年11月13日更新

オランダ、ロッテルダムのブラーク駅に隣接した立地で2014年に開業した生鮮食品市場である。この場所で営まれていた市場はロッテルダムで最大の野外生鮮食品市場であったが、規制によって魚、肉、チーズなどの農産物の屋外での販売に厳しい要件が定められ、屋根付き市場への改修が計画された。これに加え、市内中心部の住民を増やすことをプログラムに含めてコンペティションが行われた。改修計画は建築スタジオMVRDVの設計案が採用され、馬蹄型のアーチの中に住宅を構成し、そのアーチを市場の大屋根とする住宅と市場が複合した施設が完成する。まちに開かれた大きな開口が公共市場としての開放性を表すとともに、ケーブルネットファサードとガラス面によって気象の影響を受けないように設計されている。これによって周囲の都市部とのつながりをつくり、明るく外向的な建物となることを目指している。

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