水平、垂直が極力排除され人間の平衡感覚や遠近感を混乱させる仕掛けが施された”不思議”を体験するテーマパーク

荒川+ギンズ東京事務所 養老天命反転地

No.1923

2024年02月20日更新

所在地 岐阜県
事例の種類
0.交通・公園・商業・その他
公園・緑地

岐阜県営都市公園である養老公園にアーティスト荒川修作とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズの構想を実現した体験型アート作品のテーマパークである。荒川修作とマドリン・ギンズによって1970年代から構想が始まる「天命反転」は、死なないために五感を目覚めさせることをテーマに様々な体験型作品(インスタレーション)が発表され、1995(平成7)年に養老公園内の約1.8haの広大な敷地に実験的なアートプロジェクトとして実現する。巨大なすり鉢状の窪地をフィールドに、先の見えない巨大迷路や天井に反転した世界が広がるパビリオンがつくられ、人間の遠近感や平衡感覚を混乱させるアート作品が展示されている。来訪者はバランスをとりながら非日常的空間を体験することで身体の持つさまざまな可能性を見つけていく。

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