現在も使用されている水道橋の終端施設、ローマ市内最大のバロック様式の噴水

Roma Fontana di Trevi ローマ市 トレヴィの泉

No.1938

2023年09月10日更新

紀元前19年に建設されたアクアヴェルジーヌ水道橋におけるローマ終端部の噴水施設として造られる。現在のトレヴィの泉は、1730年に教皇クレメンスXIIが開催したコンテストによって建築家ニコラ・サルヴィのデザイン案が選ばれ、そのデザイン案を基に建設されたものである。そのデザインは、噴水の背後にあるポーリ宮殿のファサードを背景に利用しており、トラバーチンで造られた崖に4本のコリント式の柱で区切られた空間に健康、豊かさ、海をテーマとした像が立てられている。現代ではコイントスの言い伝えが人気の観光地となり、多くの観光客が投げ入れたコインをローマ市が回収し、噴水の維持・修繕費用や貧しい人々への支援費用としている。

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