旧司法裁判所と新しく設計された博物館の新旧建築がドイツにおけるユダヤの歴史を現在に伝える
Jüdisches Museum Berlin ベルリン・ユダヤ博物館
No.1893
2023年07月15日更新
ベルリン、クロイツベルク区の「コレギエンハウス」(旧プロイセン司法裁判所)にかつてベルリンの壁が建てられていた場所でユダヤ史のために建設された博物館である。ユダヤ系アメリカ人建築家ダニエル・リベスキンドが設計を行い、チタンと亜鉛のジグザグな形状の建物が新しく建てられた。この建物は出入口が存在せず、コレギエンハウスが入口となり、地下トンネルによって接続している。地下から3つのルートが設けられ、「ドイツからの亡命」、「ドイツにおけるユダヤの継続性」、「ホロコーストの経験」をテーマに展示を見ることができる。ホロコーストの前、当時、後を表現する空間をいくつも体験することができ、新旧の建築を通してユダヤの歴史を現在に伝えている。
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