市街地から海へと抜けるガラスの連絡通路「ECORIUM」によってごみ処理施設の中身を公開し、環境問題に対する市民意識を高める。

広島市環境局 中工場

No.1803

2023年06月05日更新

広島市の都市景観形成において重要な建設事業について、建築、土木、ランドスケープ等のデザイン力に優れた設計者を起用することにより個性的で魅力ある都市景観の創造を推進する「ひろしま2045:平和と創造のまち」の一環として、谷口吉生が設計したごみ処理施設である。ガラスの歩行者通路「ECORIUM」が市街地から海へと抜ける連絡通路として道路軸線上に伸びることで開放感と連続性を表現する。ガラス越しに実際に稼働している施設を公開し、環境問題の展示システムにより市民意識が自然に高められることを意図するとともに、美術館のような空間デザインによってごみ処理施設のイメージを一新する。

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