辺境とされた東北地方に仏国土として造られた中尊寺創建当初の姿を今に伝える皆金色の阿弥陀堂

関山中尊寺 金色堂(覆堂)

No.1037

2023年11月13日更新

所在地 岩手県
事例の種類
4.教育・文化
歴史的建築物

11世紀後半に東北地方で続いた戦乱で亡くなった生きとし生けるものの霊を敵味方の別なく慰め、辺境とされた東北地方に仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)として建設された中尊寺に、極楽浄土の有様を具体的に表現するため1124(天治元)年に上棟した阿弥陀堂である。堂の内外に金箔を押してある「皆金色」と称される金色堂は、往時の工芸技術が集約され、中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物である。この金色堂を風雨から守るため、建立から50年ほどで簡素な屋根がかけられ、増改築が重ねられて全体を覆う覆堂が建設される。1963(昭和38)年に金色堂の解体修理とともに新たな覆堂が建築され、現在も金色堂を創建当時の状態で保存し続けている。

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