バラバラの屋根が平和を表し、大阪における平和の情報発信、調査研究を行う展示施設
公益財団法人大阪国際平和センター ピースおおさか
No.0872
2023年11月13日更新
1989(平成元)年に大阪府と大阪市の出資により財団法人大阪国際平和センターが設立され、1991(平成3)に開館した戦争と平和に関する調査研究や展示を行う施設である。2014(平成26)年には公益財団法人へ移行するとともに、2015(平成27)年にリニューアルが実施され、大阪中心に子ども目線で平和を自分自身の課題として考えることができる展示を基本的な方向性としている。設計は国際公開設計競技が行われ、当時30歳前後の設計者グループ「シーラカンス」の案が選ばれ、大阪市都市整備局営繕部がサポートして、斬新なアイデアに基づいた建物が実現した。建物は、決められた順路が存在せず、建物の中や外でさまざまな動きをとることができる。バラバラになったような特徴的な屋根は、設計趣旨である「平和とは、いろいろな諸部分が求心的にならないで離れて自立していること」を表現している。
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