シドニー・パディントンのパディントン・ユナイテッド教会敷地内のパディントン公立小学校の隣で毎週土曜日に行われるマーケットである。このマーケットは、ピーター・ホールデン牧師（Peter Holden Rev）がウッドストック音楽祭開催を支援した後、パディントンに戻り、地元のファッションデザイナー、職人、ジュエリーメーカー、アーティストを奨励するマーケットを開くことを発案し、1973年から教会の敷地を開放して始められた。当時、パディントンに集まってきていた若手のアーティストやデザイナーをまちの新しいアイデンティティとして発展させるため、新たなビジネスが始められる場所を提供している。現在では、このマーケット出身のブランドが大きく成長を遂げるなど、デザイナーの登竜門として世界各国からデザイナーが集まる場所となり、150を超える露店が建ち並ぶシドニーで最大規模のマーケットとなっている。