ドイツ・フランクフルト旧市街のインネンシュタット地区にある詩人・劇作家ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの生家である。現在は、ゲーテが住んでいた時代の家具を展示し、隣接するゲーテ博物館で18世紀・19世紀の絵画を展示して、当時の生活や芸術とゲーテの功績を現代に伝える博物館として運営されている。17世紀に建設されたオリジナルの建物は、第二次世界大戦時のフランクフルト爆撃によって旧市街と共に焼失してしまう。その後、フランクフルト市の計画によって建物が復元され、1951年に一般公開される。多くの写真や図面が残されていたことで、二重に張り出した特徴的なファサードなど、忠実に復元された。また、ゲーテ・ハウスは博物館として、マイン川周辺に博物館や美術館を集積させる「Museumsufer」の一部に指定され、周辺の博物館・美術館と共にフランクフルトの文化を形成する。