文化財の駅舎を復元し、駅前広場や出発コンコースを新設する再生プロジェクトを実施

National Rail London King’s Cross station ロンドン・キングス・クロス駅

No.2114

2024年04月30日更新

ロンドンからイングランド北東部やスコットランドを繋ぐ鉄道駅である。1852年に2連アーチのトレインシェッドとレンガ造りの駅舎が完成した。1954年に歴史的建築物保存のための Listed Building Grade Iに指定されるが、1972年に駅の正面にコンコースが増築され駅舎のファサードを隠されてしまう。その後、2005年に駅舎の再生プロジェクトが発表され、1972年増築部分を撤去して駅前広場を設置することで創建当時の駅舎が復元され、新しいコンコースとして建築家ジョン・マカスランの設計によってダイアグリッドシェル構造の白い大屋根が架けられている。

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