御堂筋完成100周年にフルモール化を目指し、側道の活用から段階的に人中心の道路に空間再編

大阪市 御堂筋(国道25号、国道176号)

No.2029

2023年11月20日更新

大阪市の梅田から難波までの国道25号及び国道176号で構成され、業務・商業などの都市機能が集積する道路である。1937(昭和12)年に開通し、1958(昭和33)年から国が管理を行っていたが、道路と周辺のまちが一体となってまちづくりを進めるべく、2012(平成24)年に市へ移管されている。その後、2019(平成31)年に市は、車中心から人中心のみちに空間再編を目指す「御堂筋将来ビジョン」を策定する。将来ビジョンでは、御堂筋完成100周年(2037年)にフルモール化を行うことを掲げ、それまでに段階的な整備を実施することとしている。第一段階として千日前通から道頓堀川区間の側道における歩行者空間化が行われ、順次範囲を拡大していく。2020(令和2)年には国土交通省の歩行者利便増進道路(ほこみち)に指定され、道路及び沿道の空地における社会実験やエリアマネジメントによるオープンカフェなどが実施され、賑わい創出、地域活性化に資する道路の魅力的な活用が試みられている。

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