不毛の大地と呼ばれた湿原が日本最初のラムサール条約登録湿地として認められる
釧路湿原国立公園
No.2045
2024年04月09日更新
北海道東部を流れる釧路川と日本最大の釧路湿原及び湿原を取り囲む丘陵地からなる国立公園である。釧路湿原は開拓が困難な土地として人の手が入らなかったが、戦後になると、農地や市街地開発が行われ、湿原面積の減少や乾燥化が進み、湿原の自然環境に対する価値を見直す運動が起こる。その価値が国際的に認められ、1980(昭和55)年に日本で最初のラムサール条約登録湿地となり、1987(昭和62)年に国立公園に指定される。かつて不毛の大地と呼ばれた湿原が、地域の活動を通して見出され、北海道らしい景観として維持されている。
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