路地の民家を再生し、猫をモチーフとした理想郷(イーハトーヴ)を形成する

尾道イーハトーブ 猫の細道

No.1812

2023年08月05日更新

所在地 広島県
事例の種類
0.交通・公園・商業・その他
公園・緑地

広島県尾道市山手地区にある艮神社の東側から天寧寺三重塔にかけてつづく細い坂の路地が「猫の細道」という愛称で呼ばれている。山手地区は商業で財をなした商人の日本家屋が並ぶエリアであったが、急斜面の路地であるため空家、廃屋になってしまっていることが問題となっていた。絵師である芸術家園山春二が1997(平成9)年に民家を改修した「梟の館」をオープンし、1998(平成10)年から丸い石に招き猫を描いた「福石猫」を路地に置き始めたことに始まり、近隣の民家・廃屋を館(シャトー)としてカフェ、バー、小物ショップ、美術館、庭園などにリニューアルが行われている。猫の通り道であった猫の細道沿いに再生民家が連なる「尾道イーハトーブ」を形成することで、猫をきっかけとした地区の再生に取り組んでいる。

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