日立市役所

分散していた機能をまとめた7階建の庁舎棟とその前面に設けられる半屋外スペース「市民の広場」が半円の連続する屋根で繋がる

No.1009

2024年02月20日更新

所在地	茨城県
事例の種類	8.コミュニティ・まちづくり・集いの拠点市庁舎庁舎（都道府県・市区町村庁舎，役場等）

所在地

茨城県

事例の種類

8.コミュニティ・まちづくり・集いの拠点: 市庁舎

庁舎（都道府県・市区町村庁舎，役場等）

東日本大震災による被災や老朽化、狭隘化、分散などの問題解決を図るべく、設計提案競技により建て替えられ、2019（令和元）年に完成した市庁舎である。日立出身の建築家妹島和世のSANAA事務所が設計を行っている。分散していた機能を新庁舎に集約し、前面に設けられる半屋外スペース「市民の広場」が新たな行政サービスの拠点として期待されると評価された。半円の連続した屋根が、7階建ての庁舎棟の低層部ロビーから反復して、広場に展開していく設計であり、庁舎棟と前面の広場がリズミカルな屋根によって繋がれている。工事は庁舎棟と広場を2期に分け，1期で駐車場に庁舎棟を建設，庁舎機能の移転後，現庁舎の解体、2期に半円の屋根が架かる広場を整備している。