建物を一つの山と見立て、公園から連続的に形成されたステップガーデンの緑が人々のオアシスとなる

公益財団法人アクロス福岡 アクロス福岡

No.0973

2023年10月26日更新

1995(平成7)年に国際・文化・情報の交流拠点として、福岡の都心である天神の旧福岡県庁跡地に建設された公民複合施設である。建築家エミリオ・アンバース、日本設計、竹中工務店が設計を行い、自然との共生、心潤う空間づくりをテーマとして、建物を都会の中の一つの山と見立て、天神中央公園から連続的に形成されたステップガーデンに四季折々の植物が生い茂り、訪れる人々に潤いと安らぎを与える都会のオアシスを提供している。建物内部は、地下2階から地上12階を貫くアトリウムに光が差し込み、約1,800席のクラシック専用の福岡シンフォニーホール、国際会議場、多目的ホール、福岡県の伝統的工芸品を常設展示する匠ギャラリー、九州・沖縄、山口エリアの情報を提供する文化観光情報ひろばなど、様々な施設を備えている。ステップガーデンの緑は、現在も無潅水、無農薬、無肥料に近い管理が行われ、成長した緑がまちのランドマークとなっている。

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