かつて鉄道駅であった空間を生かして現代美術の展示を行う美術館として再生

Stiftung Preußischer Kulturbesitz Hamburger Bahnhof – Nationalgalerie der Gegenwart プロイセン文化財団 ハンブルク・バンホッフ美術館

No.1324

2025年03月31日更新

ベルリン中心部のミッテ区、インヴァリデン通り(Invalidenstraße)に面して立地する国立現代美術館である。アンディ・ウォーホルやヨーゼフ・ボイスなど、世界的に有名な現代アーティストのコレクションを中心に展示している。建物は、1884年までベルリンとハンブルクを繋いでいたハンブルク鉄道の終着駅を活用し、建築家ヨーゼフ・パウル・クライフエス(Josef Paul Kleihues)の設計で大規模な再建が行われ、1996年に美術館として再生される。かつて駅舎やプラットフォームであった建物を利用し、現代美術の巨大な作品にも対応できる巨大な展示空間を実現している。2004年にはコレクションの増加に対応するため、建築事務所キューン・マルヴェッツィ(Kuehn Malvezzi)によって貨物駅部分が改築され、長さ約250メートルの黒い貨物コンテナのような新しい展示空間が増築された。鉄道駅の高く、広く、長い空間の特徴を生かした現代美術の展示が行われている。

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