約100年前に中世の街並みを再現したレンガ造りの通りが現代まで保存される
Stiftung Bremer Sparer-Dank Böttcherstraße ブレマー・シュパーラー・ダンク財団 ベトヒャー通り
No.1321
2025年03月31日更新
ブレーメン市の中心部、ブレーメン市場からヴェーザー川までの約108mの通りである。ベトヒャー通り周辺は、食料を運搬したり保存するための樽を作る職人が集まって14世紀に建設された地区であったが、1900年頃には工業化の進展に伴い、樽などの工芸品が次第に衰退していったため、市が地域全体の開発を考えていた。そこにコーヒー商人のルートヴィヒ・ロゼリウス(Ludwig Roselius)が土地を取得し、1922年から1931年にかけて開発が行われた。そのデザインはハンザ同盟時代の伝統的な建築とオリジナルを一切使用せず、芸術と職人技の組み合わせを中世のレンガ造りやアールデコの装飾によって再現し、ロゼリウスの会社Kaffee HAGの宣伝に大いに活用され、市民に人気の場所となる。これらの建物は第二次世界大戦時に破壊されるが、戦後にKaffee HAGが資金を出して復元し、当時の芸術や職人技を現代に伝えるために保存されてきた。現在では保存された通りを見るために多くの観光客が訪れている。
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