城郭都市の城門が時代に合わせて機能を変化させ、博物館として現代に当時の様子を伝える

Musée Porte de Hal ポルト・ド・アル

No.2018

2024年04月23日更新

ベルギー・ブリュッセルの第2の壁として1381年から1383年に建設された中世の城門である。17世紀にかけて軍事的機能が失われ、城壁が徐々に解体されて環状道路に変化していく中で、アル門は輸出入の税関、倉庫、礼拝所、ホームレスの避難所、18世紀に刑務所として機能を変化させて解体を免れる。オランダ統治下では公文書館として使用され、ベルギー革命後にベルギー政府が買い取り、1847年に王立の鎧・古代・民族学博物館になる。その後、老朽化が進んだため、1990年と2007年に修復が実施され、2008年に王立美術歴史博物館として再開する。周辺の城壁跡は、道路を地下化することでアル門をランドマークとした公園に生まれ変わり、ブリュッセルが城郭都市であった歴史を象徴する空間になっている。

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