関白藤原頼通が経典の中に出てくる極楽の宝池に浮かぶ阿弥陀如来の宮殿や庭園をモチーフに建立した阿弥陀堂
平等院 鳳凰堂
No.1292
2024年10月01日更新
平安貴族の別荘地であった宇治で、藤原頼通の父・道長の別荘「宇治殿」を寺院に変え、1053(天喜元)年に建立された阿弥陀堂である。建物の構成は中堂、翼廊、尾廊からなり、鳳凰が羽を広げたように見えることから江戸時代より「鳳凰堂」と呼ばれるようになった。経典の中に出てくる極楽の宝池に浮かぶ阿弥陀如来の宮殿や庭園をモチーフに造られ、建築美を追求するあまり、中堂と翼廊が繋がっていないなど実用的な建築ではない。現代では、鳳凰堂の後方に15階建てのマンション2棟が建ち、背景にマンションが見えてしまうことが問題となり、景観法施行以前の2002(平成14)年に宇治市都市景観条例が制定されている。また、御堂に対して保存修復作業が計画的に行われ、工期の縮小など、周辺観光地への影響を最小限に抑える配慮が行われている。寺院だけでなく周辺一帯を含め、保全・復元・景観形成が図られている。
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