急速に消滅しつつある古民家を中心に歴史的な建築物の移築・復元を行い、民俗資料と共に公開する屋外博物館

川崎市立日本民家園

No.1959

2023年11月06日更新

所在地 神奈川県
事例の種類
4.教育・文化
博物館

神奈川県川崎市多摩区の生田緑地に、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的として、1967(昭和42)年に開園した古民家の野外博物館である。東日本の代表的な民家・水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台などの建物、道祖神・庚申塔・馬頭観音・道標などの石造物、農具・機織り・藁細工・竹細工などの民俗資料を展示している。園内25件の建築物は、国指定重要文化財7件、国指定重要有形民俗文化財1件、県指定重要文化財10件、市指定重要歴史記念物7件であり、いずれも文化財指定を受けた貴重な建築である。これらの民家は生活の発展に応じて様々な改修が加えられており、民家園への移築の際に、改修の経緯を明らかにする復元調査を行い、原則として建てられた当初の形態に戻されている。本館展示室ではこれらの民家に関する改修の経緯など基礎的な知識を学ぶことができる。

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