現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示する屋外博物館

東京都江戸東京博物館分館 江戸東京たてもの園

No.1924

2023年11月06日更新

所在地 東京都
事例の種類
4.教育・文化
博物館

東京都が1993(平成5)年に東京都江戸東京博物館の分館として、失われてゆく江戸・東京の歴史的な建造物を移築、復元、保存、展示する目的で東京都小金井市の都立小金井公園内に設置した敷地面積約7haを擁する屋外博物館である。主な展示内容として、都内に存在した江戸時代前期から昭和中期までの文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、外観や内装を再現した復元建造物の展示を行う。この復元建造物の内部では生活情景再現展示が行われ、収集した生活民俗資料によって生活や商いの諸相を再現している。園内は、武蔵野の農家と山の手の住宅が立ち並ぶ西ゾーン、格式ある歴史的建造物が復元されたセンターゾーン、下町のまち並みが再現された東ゾーンに分かれ、時代別のテーマで当時の様子を伝えている。公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営を行い、貴重な文化遺産として復元建造物や各種資料を次代に継承することを目指している。

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