古代ローマの競技場の形状を残し、バロック様式の美しさを現代に伝える公共広場

Roma Piazza Navona ローマ市 ナヴォーナ広場

No.1930

2023年09月10日更新

西暦86年にローマ皇帝によって造られた競技場がナヴォーナ広場の原型であり、細長い広場や周辺街区の楕円に競技場の頃の形状が残されている。ローマ帝国の崩壊後、競技場は廃墟となり、建築材料のために採石される。都市再編によって1651年から競技場跡の開発が行われ、公共の広場として定義されるようになり、ロレンツォ・ベルニーニによる「四大河の噴水」やフランチェスコ・ボロミーニ設計の「聖アニェーゼ教会」などのバロック様式の傑作が競うように造られていく。当時、夏の間には下水道網の排水管を塞ぎ、噴水の水を溢れさせて広場全体を浸水させ「ウォーターゲーム」が行われた。今日では、バロック様式の建築や噴水に囲まれる中でクリスマスマーケットやお祭りが行われるなど、現代においても活気ある広場として多くの人々が訪れる場所となっている。

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