モダニズム建築によって建設された炭鉱建築物を博物館や美術館として保全し、ランドスケープを近隣住民のための健康公園に変貌させた世界遺産

Zollverein Coal Mine Industrial Complex ツォルフェアアイン炭鉱遺産群

No.1836

2023年06月13日更新

所在地 海外
事例の種類
0.交通・公園・商業・その他
公園・緑地

ドイツのルール地方の中核都市であるエッセン市北部に18世紀に開発されたツォルフェアアイン炭鉱は、19世紀末に5000人が働くドイツ最大の炭鉱であったが、石炭採掘の中止で1993年に操業が停止された。その後に、ルール工業地帯のエムシャー川流域 800 万㎢における都市再開発事業「IBA エムシャーパーク・プロジェクト」として地域内の緑地と水系の保存・回復をはかり、雇用の拡大や、住環境の整備、近代化産業遺産の保存などを行い、ツォルフェアアイン炭鉱の保存活用が図られ、2001年に世界遺産登録を受けている。炭鉱建築物の博物館や美術館の間には、湿地帯や森にアート作品や遊具のある公園、サイクリングコースがあり、住民の憩いのスペースとなっている。

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