御茶屋、神社、能楽殿など江戸期からの情景が多く残された大規模庭園

水前寺成趣園

No.0883

2022年12月19日更新

所在地 熊本県
事例の種類
0.交通・公園・商業・その他
公園・緑地

水前寺成趣園は江戸寛永期に肥後藩によって作事された御茶屋を起源とし、寛文11年(1671年)に完成した大規模庭園である。明治期に入り、歴代の細川藩主を祀る出水神社本殿や能楽殿が建設され、大正期には京都から古今伝授の間が移築された。一時、熊本市によって公園として管理されたが、園の中心に広がる湧水池と富士築山が織りなす山水風景は庭園完成当時から変わらず残され、出水神社に返還された現在においても見ることができる。

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