清朝時代、日本統治時代の建築物を保全し、郷土・文化を伝える歴史地区として再生

台北市 剥皮寮歴史街区

No.1340

2025年02月08日更新

台北市萬華区の龍山寺近くにある歴史的街並みを保全した地区である。この地区一帯には清朝時代の茶桌仔店(お茶を飲みながら碁などを打つ溜まり場)や祭壇屋、漢方薬店などの店舗や、日本統治時代に実施された市内改正でつくられた建築物などが再生されている。これは、1896(明治29)年に創立した老松小学校の学校建設予定地とされ、建築物の建造が禁じられたため、歴史的建築物も当時のまま保存されている。その後、再開発が計画されるものの地域住民の反対があり、台北市が歴史教育の中心として位置づけて保全修復・改修工事が実施され、2009(平成22)年に一般公開される。小学校の隣には「台北市郷土教育中心(台北市郷土教育センター)」を開設し、台北の郷土・文化を教えている。紅色のレンガ、アーチ型の歩道など、台北の歴史的街並みを活用して賑わいを創出すると共に、郷土文化を現代に伝える施設として再生されている。

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